VR内の段差をリアルに感じることが出来る歩行実験「Level-Ups」

Patrick Baudisch教授が率いるドイツの研究室「The Human Computer Interaction Lab」は、VR空間の段差をリアルに感じるために特殊なシューズを用いたVR歩行実験「Level-Ups」を行いました。

1-compressor (4)

シューズの下にバネのように収縮する機械と、それを動作させるモーターやコントローラを内蔵した自己完結型のデバイスを開発。それに加え、ユーザーは、OptiTrackのモーションキャプチャシステム(カメラ)で追跡するため全身マーカースーツを着用。胸元にはMac Bookを仕込むなど大掛かりな仕掛けを整えます。

1

これらシステムを担いでOculus Riftを使ってVR内で段差を上がります。一段上がると、その高さ分だけシューズが伸びて固定されあたかも実際に登ったかのように感じられるというわけです。段から降りた時はきちっと縮みます。同ラボは、VRボクシングで打たれた感触を伝えるデバイス(過去記事)や、コンピューターからの命令で小道具を持った黒子が移動しVR空間とリアル空間を連動させる「TurkDeck」(記事)など、いつもユニークなVRアイディアを実験しています。

 

参考

Level-Ups – Hasso-Plattner-Institut

アーカイブ

ページ上部へ戻る