iPadやiPhoneに取り付けて物体を映すだけで3DスキャンしてしまうOccipital社が開発した「Structure Sensor」が新たな技術「NEODiVR」をAWE2015で披露しました。
NEODiVRとは、VR内にいながら現実世界の風景を映し出すテクノロジーで、外の障害物に一定距離近づくとカメラでスキャンしVR内にリアルタイムで表示してくれます。VRと現実世界が入り交じる状態になるわけです。しかも、ありがたいことに、ぶつかる手前までくると警告してくれるので、VR中障害物にぶつかることを回避できます。
iPhone6とHMD「homido」を使ったデモ動画でも、壁にぶつかりそうになるプレイヤーがターンして衝突を回避している姿が何度も見られます。以前、Kinectを使った同じようなシステムも記事にしましたが、今回のは部屋に何か設置するというわけではなく携帯型というのが大きな特徴と言えるでしょう。公開された動画はやや分かりづらい感じですが、回避してる様子をぜひご覧になってください。
もともと、「Structure Sensor」はカメラに写すだけで3Dスキャンできるデバイスで、スキャンした3DデータをAR表示したり、それを使ってゲームしたり、実際に3Dプリンターでモデルを作成したりで、以前までの機能だけでもすごいので、今回のが加わるとさらに素敵なデバイスになると言えます。