CES2015で披露されたEpic Games社とNvidia社が映画「ホビット 竜に奪われた王国」(The Hobbit: The Desolation of Smaug)の一部シーンをVR再現した「Thief in the Shadows」が、視覚効果協会賞(Visual Effects Society award:VESA)にノミネートされました。
視覚効果協会賞とは、26カ国2300人以上の会員で構成された視覚効果面で最も影響力があるコンテンツを選ぶアワードです。第14回VES賞にノミネートされたのは、他にHalo5(2015)、Destiny(2014)、The Order:1886(2015)、Assassin’s Creed Syndicate(2015)です。そして、今回唯一VRでノミネートされた「Thief in the Shadows」は、360°映像でVRモードとして閲覧するとあたかも映画の中にいるかのような体験をもたらします。洞窟の中にある宝箱、しかし前には巨大なスマウグが現れ迫力を提供するという体験です。第14回VESアワード授賞式は、カリフォルニア州で2月2日(火曜日)開催されます。
視覚効果とVRでいえば他にも魅力的なのはあります。例えば、Unreal Engine 4のデモ「Showdown」、被写体の動きをスローモーション化させる特殊撮影「バレットタイム」を取り入れたアクションシーンとして話題にもなりました。それと、ベルギーのVFXスタジオNozon社が開発中の立体視360°CG映像「PresenZ」、プリレンダリングを採用していて実写級にも関わらず奥行きのある映像を作り出しています。両者とも関連をご参考ください。
参考
- 14th Annual VES Awards | Visual Effects Society
- ‘The Hobbit’ VR Experience Nominated for Visual Effects Award