サンフランシスコに本拠を置く「Fyusion」は、スマートフォンなどのカメラで手軽に高品質の3D画像をキャプチャできる事業を拡大するためシリーズBラウンドとして2200万ドルの資金調達を完了したことを発表しました。
Fyusionは、AndroidやiOSデバイスに焦点を当てながら、あらゆるカメラを使用して、周りの物理的な3D世界を空間撮影できるアプリを開発するスタートアップです。現在、アプリのアクティブユーザは週1500万人を超えると述べます。
投資家には、NTTグループ総体ベンチャーキャピタルのNTTドコモ・ベンチャーズ、コロプラ、中国で成長中のスマートフォン会社Gionee、Presence Capitalなどが挙げられます。
今回の資金から、同社技術の3Dコンピュータビジョンと機械学習を採用したフォトリアリスティックな現実世界の3D画像を作成する技術のブラッシュアップはもちろん、画像技術をベースにエンタープライズ向けにも拡大するとしています。
自動車販売での使用には、米国のCox Automotiveや日本のGulliver、アイルランドのDoneDealなどのベンダーと協力、Eコマースでは、ウォルマートなどの小売業者と協力予定、OEMパートナーとしてHuawei、ZTE、Gionee、TCLなどが挙げられます。
同社は、2014年の創業以来合計3800万ドルを調達しています。