2人ペアのVRプレイヤーが別々のシチュエーションでありながら関連する行動を紐付け相手の作用を同時に引き起こし合うアイディアが登場

ドイツの大学「Hasso Plattner Institute(HPI)」の研究者らは、同時に体験する2人ペアのVRユーザーに対し、別々のシチュエーションでありながら相互に関連する行動を紐付けて実行する提案を論文にて発表しました。

Mutual Human Actuation(PDF)

本稿は、今まで機械や黒子(補助役)によって作用させていた動的なVR体験を、プレイヤー同士によって相手の作用を同時に引き起こし合う仕組みを提案します。

例えば、以下の画像。一方が魚釣りで竿の反発力を再現し、一方が凧揚げの引きを再現する。

以下の画像。一方が強風を受け、一方が火力を上げようと仰ぐ動作をする。

以下の画像。一方がモンスターを棒で倒し、雹(ヒョウ)を再現する。

以下の画像。一方は出現する柱を踏んで前進するのに対して、一方がパズルを解くためにボックスを再配置する。

といったように、2人ペアで相互作用をもたらすVR体験を生成します。本提案では、VRヘッドセットにGearVR、そして全身のトラッキングにOptitrackシステムを採用しています。

映像で見ると、より効果のほどを理解できると思います。

 

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