MIT、設計から数時間でロボットを作成できる3Dプリンタと折り畳み手法を組み合わせたロボット作成システム「Interactive Robogami」を論文にて発表

マサチューセッツ工科大学(MIT)の「CSAIL(Computer Science and Artificial Intelligence Laboratory)」は、数分でロボットを設計し、数時間で3Dプリントし、数分で組み立てることができるロボット作成システム「Interactive Robogami」を論文にて発表しました。

Interactive Robogami: Data-Driven Design for 3D Print and Fold Robots with Ground Locomotion(PDF)

本システムは、3Dプリンタと折り紙からアイディアを得た折り畳み手法を組み合わせることで、時間を短縮したロボット作成を実現します。

ユーザーは、50以上の異なるボディ、車輪、脚、および周辺機器などのライブラリと、さまざまな動き(移動)の選択肢から選択し設計をしていきます。

ここでのポイントとして、設計者がロボットの動きと形状の両方を決定できることが特徴です。また、バランスが悪く倒れるロボット設計をしていないかなどの分析もしてくれ、提案もしてくれます。

設計が終わると、折り畳み手法を用いた形状に印刷し、組み立てると完成です。折り畳み手法を採用することで、印刷時間を73%、使用量を70%削減しました。

システムをテストするために、チームは20分間のトレーニングを受けた8人の被験者を使用しました。結果、それぞれのロボットは設計に10〜15分、プリントに3〜7時間、組み立てに30〜90分、という時間で完成させることに成功しました。

 

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