VRヘッドセットに視線追跡を可能にするセンサーを取り付ける3つのアプローチ

Razer主導のVRシステム「OSVR(Open-Source Virtual Reality)」にも参加しているVRチーム「Sensics」は、公式ブログでVRヘッドセットのアイトラッカーに関する記事を更新しました。

アイトラッカーとは、視線追跡(アイトラッキング)を可能にするセンサー(カメラ)のことです。そして、アイトラッキング技術は次世代VRヘッドセットにデフォルトで搭載されるかもしれない技術として注目されているテクノロジーで、Foveated Rendering(中心窩レンダリング)などコンピュータの負担を軽減することにも活用されています。(中心窩レンダリングに関しては過去記事をご参照ください。)

さて、ブログ記事では、そのセンサーをVRヘッドセットへ組み込む場合、どういった方法があるのかを3つの可能性と共に説明しました。

  1. 光学系の下
  2. 光学系と組み合わせてミラーによる内部反射
  3. 光学系の内部

光学系とは、

光線の性質を利用して物体の像をつくる器具の一まとまり。光を集中・発散・反射・屈折させるためのレンズ・反射鏡・プリズムなどの組み合わせ。

(出典:デジタル大辞泉|小学館

1.光学系の下

光学系の下に小型カメラを設置するというアプローチです。正確な追跡を行うため、カメラ設置の角度が重要だと言います。このアプローチの利点は、光学系に多くの制約を置かないことにあります。

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2.光学系と組み合わせてミラーによる内部反射

光学系内部にホットミラーを設置することで内部反射で検知するアプローチです。ホットミラーは、通常のモニターの光を遮ることなく眼に届けます。対照的に、赤外線はホットミラーに反射します。という特性を利用して、光学系の品質を落とすことなく追跡を可能にします。デメリットとしては、ホットミラーを設置するスペースを確保する必要があることです。

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3.光学系の内部

光学系を介した小さな穴から小型カメラを通して配置するアプローチです。いくつか視覚的に注意を逸らす事と、光学系を通る穴を慎重に掘削する必要があります。

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