VR内で追跡した視線の中央部分だけフル解像度でレンダリングするSMIの最新技術「Foveated rendering」

人間の目を追跡する技術に関して20年以上の経験をもつSensomotoric Instruments(SMI)社は、来週開催されるCES 2016で最新の技術を披露します。Foveated rendering(中心窩レンダリング)と名付けられたその技術は、VRにおいてアイトラッキングを使った効率的なレンダリングを可能にします。(中心窩とは、視力の一番いい目の一部分)

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Foveated renderingは、視線の中心部分をフル解像度でレンダリングし、その周りを60%Res、さらにその周りを20%Resと徐々に低解像度に落とすことで、効率的なレンダリングを可能にします。それに加え、アイトラッキングするので、視線が移動してもフル解像度は常にユーザーが一番見ている箇所にレンダリングされます。

Foveated renderingは、低遅延の視線追跡を可能するため、同社が10年以上の研究を通して見つけた240Hzのマジック・ナンバー(プログラム)と、250Hzのリフレッシュレートで動作するOmniVisionのカメラとを連携し「ローレイテンシー・アルゴリズム」を機能させ正確な測定を可能にします。こういった高パフォーマンスの追求は、今後4K、8K、11KモニターでVRをレンダリングするにあたっての可能性を高くします。Oculus創立者Palmer Luckey氏も、アイトラッキング技術はVR業界の将来において「重要な部分」であるとも述べています。

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