Valveは、写真測量(Photogrammetry”フォトグラメトリー”)ベースの写実VRシーンを作成/共有できるツール「Destinations Workshop Tools」をSteamにてベータリリースしました。
これは、現実世界で撮影した写真から3Dモデルを作成し写実的VRシーンを構築するツールセットです。任意のカメラを使用して異なる角度の写真を数百、数千撮影し、それらを使用することで3Dモデルを構築します。
複数の写真から同士の距離を計算し平面ではなく、奥行きある立体的な実写風の空間を構築することができ、通常の360°実写画像のような1つの視点から見るものではなく、多数の視点から見ることが可能な実写的空間を作り出すことができます。
写真測量ソフトウェアには、以下のいずれかを使用します。
- RealityCapture
- PhotoScan
- Autodesk ReMake
- 3DF Zephyr
3Dモデリングソフトには、以下のいずれかを使用します。
- Maya
- Modo
- Blender
- MeshLab
Oculus Rift、HTC Viveをサポートしています。Steamページはこちら。
写実的VRシーン
今回の写真測量によるアプローチは、すでにrealities.ioが先行しておりコンテンツもリリースしています。HTC Viveを使用し、実写ベースのVR空間を任意の視点で見ることができ、歩きまわることを可能にしています。(過去記事参考)