3Dプリンタで出力した低カロリーで栄養素の高い食品をVRなどで食の快楽を再現しながら食べるプロジェクト「Project Nourished」

Kokiri Labは、VRと食を融合させた低カロリーで栄養素の高い食品を食の快楽を再現しながら食べさせるプロジェクト「Project Nourished」を研究しています。2015年初めにも一部では注目され頓挫すると思われたプロジェクトですが、研究は追及されアップグレードを続けています。

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Project Nourishedとは、藻類や酵母などの栄養素の高い成分を利用した低カロリー食品を、食で得られる快楽を損なわずに摂取しようという実験プロジェクトです。VRなどで5感を刺激して食で得られる快楽を再現しながら、無味無臭で低カロリーに加え栄養素の高い食品を食べるということをします。

VRヘッドセットで視覚と聴覚を美味しい体験へ誘います。アロマディフューザーによって超音波及び熱を用いて匂いを再現します。骨伝導トランスデューサーによって軟部組織や骨を介して鼓膜に口から送信された咀嚼音を模倣します。ジャイロスコープを搭載したフォークでVRに反映させたり、センサーが整備されたカクテル・グラスによって(視覚や聴覚を操作し)酔った感覚を再現したりもします。食べる食品は、3DプリントFOODと呼ばれ、3Dプリンタで作られた無味で触感も一定なゼリーのような小さい食品を使用します。

これら実験の成果は、ダイエットなどにも使えますが、宇宙食としても高齢者や病気の人にも利用性はあると言います。Kokiri Labによると、2015年冬以降本格的な実験が行われ実質的な進歩を遂げているとしています。詳細は公式サイトをご覧ください。それと、食とVRの融合でいえば、スペインのイビサ島で開催される5感をフルに使った食事を提供する「Sublimotion」というのもありました。

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