アバターと一体化しVR空間で共同作業する「Real Virtuality」宇宙船から未来都市までを体験

米国ユタ州パークシティで1月21日〜31日まで開催されている「サンダンス映画祭」に、VR系で注目のプロジェクト「Real Virtuality」が披露されます。Real Virtualityは、現実世界とVR世界とを連動させた体験型のVRシステムです。ユーザーや設備に取り付けられた無数のマーカーを、複数の赤外線カメラから位置を検知しVRにリアルテイムで再構築させます。

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ユーザーは、手袋やヘッドセットの位置情報からアバターとの一体化を楽しみます。以前のデモでは、古代エジプトの遺跡をたいまつを持って探索するというものでしたが、今回は、宇宙船の中から始まり未来都市へワープ、そして地下洞窟へ探索です。中でも2人で共同作業しワープする仕組みは魅力的です。簡単な動画も公開されています。

アバターと一体化するコンセプトでいえばThe Voidにも似ています。The Voidは、米国ユタ州ですでにベータ版が始まってるリアルとVRが連動したVRアトラクション施設です。巨大アーケードといった風に、1Playいくらいくらで体験するというVRゲームポッドです。今回のシステムを大型にした感じでしょうか。

一方で家庭でも楽しめるように、一体化セットを販売するプロジェクトも存在します。全身モーションキャプチャシステム「Perception Neuron」を開発したNoitom社が開発中のプロジェクト「Project Alice」です。これは赤外線カメラとマーカーをセットにしたシステムを家庭用スケールで提供できるようにしたプロジェクトです。広さも3種類用意するそうで、1人部屋から、中部屋、少し大きめのスペースまで、安価な料金で発売されるのを期待されています。現時点では、中国市場にのみ焦点を当てたB2Bソリューションとしています。

 

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