Oculus Riftを使って、病院から外に出られない子供たちに動物園を体験してもらうプロジェクト「Inmoov Explorer Project」が開始されています。
特徴的なのが、その動物園の撮影には3Dプリンタで製作されたロボットが使われてるところです。
下半身には、セグウェイのような原動機が採用されており、自在に遠隔操作できるようになっていて、上半身は、見ての通り人型ロボットでいろんな角度に動かせます。
操作に関しては、テレビゲームのようなコントローラーを使い操作します。
つまり、子供は病院でOculus Riftを装着し、ロボットを動かしながら動物園を体験することが出来るというプロジェクトなわけです。
もちろん、将来的には動物園だけでなく、いろんな場所に行けるようになるはずです。
しかも、このロボットデータはオープンソースになっており、世界中で作ろうと思えば作れる状態にあるところが素敵です。より多くの不運な子供たちにいろんな体験をして欲しい、そんな思いが詰まっているのでしょう。
あと、一般の人でも使えるような応用も期待ですね。
以前、他人にカメラを装着させ、自宅で旅行体験できるサービスを紹介しましたが、それのロボットバージョンとも言える発想でもありますから。まさにロボットアバターの世界です。
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source/all photo:Robots For Good | Let’s give hospitalized children superpowers!