Google X、ドローン配送計画「Project Wing」米国連邦航空局のテスト完了。1操縦士が3機ドローンを同時操縦で配達。建物や他社ドローンの衝突も自動回避

Google(アルファベット「Google X」部門)のドローン配送プロジェクト「Project Wing」は、アメリカ連邦航空局(FAA)とNASAが主催する一連のテストを完了しました。

Project Wingは、UTM(UAS Air Traffic Management)プラットフォームを実演、複数のUAS(無人航空機を制御するシステム)を複雑な飛行経路で同時に管理できることを示しました。

今回のテストでは、1人のWingオペレーターがドローンを3機飛ばし、同時に配達の任務を完了する実演を行い、それは建物や近くで飛行する他のドローンを検知、自動で経路を変更し衝突を回避しながら任務を遂行したことも同時に実証しました。

これは、複数のUASオペレーターが安全に一緒に飛ぶことができること、そして1人のオペレーター(人や組織)が複数の航空機を同時に飛行できることを証明しました。

UTMシステムは、 Google Maps、Earth、Street ViewなどのGoogleのデータも活用しており、安全に飛行させるために建物、道路、樹木などの土地や建物を理解させるのに役立てています。また、Googleのクラウドコンピューティングにより、数百万のルートをサポートし、1秒単位で意思決定を行っています。

今後のステップとしては、他のUTM事業者や製造業者と引き続き協力し、より多くの同時飛行をサポートし、より複雑な環境をナビゲートするUTMプラットフォームを構築するとしています。

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