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コロンビア大学、新たなVR酔い軽減手法を発表。VR歩行時のみ四隅から視野をじわりと絞るアプローチ

コロンビア大学Columbia EngineeringのSteven K. Feiner教授とAjoy Fernandes氏が、共同でVR酔いを低減させる手法を発表しました。テストもし低減したこを実証しています。

それは、静止している状態(ヘッドトラッキング含む)は通常ビュー(Fov)で、ユーザーが動いたとき(歩行)にのみ外周から視野を狭くするというアプローチです。

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そして、それは露骨に狭くするのではなく四隅からじわりと黒くスモークがかかるように侵食するイメージで狭くします。一連的に動けば動くほど視界が微妙に絞られていき、また静止するとこれも一気に広がるのではなく、じわりと視界が広くなるといった具合です。

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(静止時と動的時のFovの違い)

中心窩レンダリング

これは、視線追跡技術を使った視線の中央部分だけフル解像度でレンダリングする「Foveated Rendering(中心窩レンダリング)」によく似たアプローチでもあります。GPUなどへの負荷を低減したり、バッテリの消耗を抑えるなどの効果によってVRのパフォーマンスを向上するとして今も各所で研究が続けれれています。たとえば、アイトラッキング搭載VRヘッドセットFOVE、視線追跡を得意とするSMI(過去記事参照)、そしてこちらも視線追跡を得意とするThe Eye Tribe(過去記事参照)などです。

歩行時のみのアプローチ

VR酔い対策として、歩行したときだけ何かしら対策するアプローチはこれまでにいくつかありました。グリッド+ぼやかす「Holosphere」という手法(過去記事参照)。そして、中心の長方形部分だけ動いて外周を固定する「Tunneling」という手法(過去記事参照)などです。

研究論文

今回発表された手法は、研究論文としてすでに発表されており、2016年3月に開催されたシンポジウム「IEEE 3DUI 2016」でBest Paper Award(最優秀論文賞)を受賞しています

そして、これら研究は、Columbia Technology Venturesを通じて仮特許を申請しているとのことです。発表ページはこちら

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