プラハ国立美術館、3Dモデルで再現した彫刻芸術をVRで触れる視覚障害者向け芸術鑑賞プロジェクト発表。グローブ型触覚デバイス使用

チェコ:プラハ国立美術館は、彫刻芸術を3Dモデルで再現し、それをVR空間で触ることで視覚障害者に芸術鑑賞を楽しんでもらうプロジェクト「Touching Masterpieces」を発表しました。

本プロジェクトは、目が不自由な人が彫刻芸術に触れて感じることができるVR触覚ベースの芸術鑑賞アプローチを提供します。

触覚には、グローブ型の触覚デバイスが用いられ、NeuroDigital Technologiesが開発するグローブ型触覚フィードバックデバイス「Gloveone」にViveトラッカーを組み合わせたVRシステムを利用します。本システムは、グローブ内に配置した10個のセンサを使用して異なる周波数で振動する触覚フィードバックグローブです。

再現された彫刻の3Dモデルは、「ネフェルティティの胸像」「ミロのヴィーナス」「ミケランジェロのダビデ像」の3つになります。

 

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