UCSB、Wi-Fiを用いて壁の向こう側で歩く個人を誰であるか特定するシステム「XModal-ID」発表。歩く人物がビデオの人物と同じかで判断

カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)による研究チームは、Wi-Fiを用いて壁の向こう側を歩行する個人を特定するシステム「XModal-ID」を発表しました。

論文:XModal-ID: Through-Wall Person Identification from Candidate Video Footage Using WiFi

Belal Korany, Chitra R. Karanam,  Herbert Cai, Yasamin Mostofi
UC Santa Barbara

右が特定したい人のビデオ、中央がWi-Fiセット、左が壁の向こう側で歩く人

本研究は、Wi-Fiを通して壁の向こう側を歩く人を特定する手法を提案します。本手法は、市販のWi-Fiトランシーバーをペア1組だけ使用することで行います。特記すべきは、壁の向こう側に人がいると認識できるたけでなく、誰がいるかの個人を特定します。

特定には、壁の向こう側の人物がビデオ映像の人物と同じかどうかで判断します。ですので、同じ人物の映像をインプットする必要があります。つまり、ビデオ内の人が壁の向こう側のWi-Fiエリアにいるかどうかを判断することで個人を特定します。いくつかの実験の結果、識別精度82~89%を達成しました。

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