Fraunhoferは、次世代小型VRヘッドセットに適した高解像度低電力OLEDマイクロディスプレイを発表しました。
このOLEDマイクロディスプレイは、1インチの画面サイズで1920×1200ピクセル(WUXGA、2300ppi)の解像度と120Hzのフレームレートを提供します。また、コントラスト比100,000:1と超低消費電力を提供するほか、ちらつきやモーションアーチファクトを排除するモードも含まれています。
同マイクロディスプレイを用いて、プロジェクトパートナーであるLimbakが設計した光学システムは、目ごとに2つ(1台に対して4つ)のマイクロディスプレイを整備することで、総解像度4800×1920ピクセルを実現します。視野は100°以上。
また、従来のVRヘッドセットは、ユーザの目からスクリーンの距離が60,75mm程度あるのに対して、それを37mmに短縮し全体のサイズを縮小します。このことで、視野や解像度を損なうことなく、ヘッドセットサイズを従来の4分の1、重量を半分に減らすことができたと言います。
また、VRにおける酔いも緩和すると述べています。