ノースカロライナ大学チャペルヒル校とNVIDIAの研究者らは、焦点距離を変えられるスタンドアロンARヘッドマウントディスプレイ・システムを発表しました。
論文:Steerable Application-Adaptive Near Eye Displays
著者:Kishore Rathinavel,Praneeth Chakravarthula,Kaan Akşit,Josef Spjut,Ben Boudaoud,Turner Whitted,David Luebke,Henry Fuchs
(上段:プロトタイプの本体デザイン。下段:夕方の外を背景に仮想コンテンツがどう映るかを示した片目から見える写真)
本システムは、3Dプリントによる光学ディフューザ、ビームスプリッタ、ビームコンバイナなどを用いた光学レイアウトで設計され、片目1台、両目で2台のピコプロジェクタから投影します。
可変焦点システムは、移動レンズによる操縦可能な射出瞳モードと適応ディフューザモードで動作します。射出瞳モードでアイボックスを操作し、視界の虚像を適応ディフューザモードで操作することで、さまざまな焦点位置でコンテンツを表示させ、視野と解像度とのトレードオフの解決にも取り組みます。