サセックス大学、障害物越しに超音波で物体浮揚や触覚を生成、メタマテリアルを組み合わせたハイブリッド超音波モジュレータを発表

サセックス大学の研究者らは、超音波トランスデューサ(PAT)とメタマテリアルを組み合わせたハイブリッド超音波モジュレータ「SoundBender」を発表しました。

論文:SoundBender: dynamic acoustic control behind obstacles
著者:Mohd Adili Norasikin, Diego Martinez Plasencia, Spyros Polychronopoulos, Gianluca Memoli, Yutaka Tokuda, Sriram Subramanian

SoundBenderの外観。下部に超音波トランスデューサが整備され、その上にメタマテリアル、その上に障害物(LEGO)

本論文は、PATとメタマテリアルを組み合わせて、障害物があっても曲げて超音波による浮揚や触覚フィードバックを提供するシステムを提案します。

メタマテリアルは、複雑な音場(例えば、音響ホログラム)を符号化し、PATは、動的かつリアルタイムの制御(例えば、3Dでの音場の移動/伸張、浮上と触覚機能)を加え、両者の利点を用いることで意図した音場を再現します。

(a)障害物越しに触覚フィードバックを生成。(b)障害物越し(周囲)に物体を浮遊。(c)ロウソクの火の角度を変更させる。

これにより、本提案手法の超音波モジュレータ上に置かれたオブジェクトの周りで音場が曲がり、PATを使用して3Dで操作できるインタラクティブな機能(浮揚するオブジェクト、触覚ポイントなど)を生成することを可能にします。

 

本記事の画像と動画のクレジット:Interact Lab, School of Engineering and Informatics at University of Sussex : Twitter (@LabInteractYouTube

アーカイブ

ページ上部へ戻る