KAIST、4台のスマートフォンだけで、机や壁、鏡などをタッチスクリーンに変える技術を発表。タッチする接触音を内蔵マイクで取得しタッチ位置を識別

KAISTやMicrosoft Researchなどによる研究チームは、複数台のスマートフォンだけで、机や壁などをタッチスクリーンに変換するサウンドベースのタッチ入力方式技術を発表しました。

論文:Sound-based Touch Input Technology for Smart Tables and Mirrors

著者:Hyosu Kim, Anish Byanjankar, Yunxin Liu, Yuanchao Shu, Insik Shin
所属:KAIST, Microsoft Research Asia, Microsoft Research

本論文は、机や壁、鏡などをタッチ入力ツールに変えるスマートフォンベースのタッチサウンドローカライゼーション技術を提案します。3〜4個のマイクロフォンを設置するだけでタッチ入力システムを可能にします。

本提案手法は、ユーザの表面への接触から発生する接触音を分析し、接触入力の位置を特定します。スマートフォンやタブレットに内蔵のマイクのみを使用し、タッチ入力の位置を正確に識別します。

17インチのタッチスクリーンでの平均定位誤差は約0.4cm未満で、物体の位置やノイズレベルが動的に変化した場合でも、1cm未満の測定誤差を報告します。他の環境音から接触音だけを正確に抽出することが可能なため、多様な場所で実行することができます。

これにより、机や壁、鏡などを仮想キーボードに変えたり、仮想ボードゲームに変えたりしてプレイすることを可能にします。

 

ABOUT

 本サイト(Seamless/シームレス)は、2014年に始めた先端テクノロジーの研究を論文ベースで記事にしているWebメディアです。山下が個人で運営し、執筆を行っています。現在は主に寄稿(ITmedia NEWS)と、Seamless Journalに専念しています。

連絡先:yamashita(at)seamless.jp
Subscribe:TwitterFacebookHatenaNewsPicks

ゲスト連載:プロジェクションマッピング技術の変遷 岩井大輔

 Seamless Journalとは、月額10ドルの課金で厳選した最新論文がほぼ毎日メールボックスに届くというものです。記事にならない気になる論文をお届けします。決済はPatreonを介して、クレジットカードおよびPayPalで行え、解約も同サービスからいつでも可能です。お申し込みはこちらから

ページ上部へ戻る