SEASなど、温度変化で動く外部電源などに依存しない折り畳み式ソフトロボット発表

Harvard John A. Paulson School of Engineering and Applied Sciences (SEAS)などによる研究チームは、外部電源などに依存しない折り畳み式ソフトロボットを発表しました。

論文:Untethered soft robotic matter with passive control of shape morphing and propulsion

Arda Kotikian1,  Connor McMahan2,  Emily C. Davidson1,  Jalilah M. Muhammad1,  Robert D. Weeks1,  Chiara Daraio2, and  Jennifer A. Lewis1,
1John A. Paulson School of Engineering and Applied Sciences 2Division of Engineering and Applied Science

昨今のソフトロボットの大部分は、外部電源と制御に依存しており、オフボードシステムにつないだり、ハードコンポーネントを装備したりしています。本研究はそれらに依存しない折り紙に触発されたソフトロボットシステムを提案します。

提案ロボットは、熱にさらされると形状が変化する液晶エラストマーと呼ばれる材料を使用しており、異なる温度で折り畳みを制御するプログラムを構築します。本体は3Dプリンタで作成されます。

実験で作成されたロボット「Rollbot」は、長さ約8センチ、幅4センチの平らなシートで構成され、約200°Cの表面に置くと関節が折り畳まれ、五角形のホイールにカールします。丸まったロボットは足のようなモノで地面を蹴り前に転がり進みます。その様子を動画で確認できます。

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