パデュー大学の研究者らは、人の肌へ振動を介して英語のメッセージを送信する触覚技術を開発しました。
メッセージの送信は、片方の前腕に巻き付けて使用する触覚フィードバックデバイスを用いて振動で送られます。
振動は、口の中の音素の形成で調整されます。「p」や「b」のような口の前部で形成される音は、手首付近に振動を与え、「g」や「k」のように、より後部で生み出す音は、肘の近くに振動を与え表現します。
加えて、子音、母音、有声音、無声音、長母音、短母音などの各音声特性は、異なる触覚を生成します。短母音は、長母音よりも短い振動を生成し、母音は子音より振動を強く生成します。そして、「b」のような有声音の子音は、「p」のような無声音の子音よりも重い振動を生成します。
パデュー大学Electrical and Computer Engineeringの教授Hong Z. Tan氏は、こう述べます。
「テストでは、感覚が違うので母音の子音を間違えることはありませんでした。小さな音素グループから始めて、徐々に500語までの人を訓練します。各個人のパフォーマンスはさまざまですが、うまく行った人は1分に1語の英単語を学びました。」