Adobe Research、実物体の前景にデジタルコンテンツ(透明度の調整可能)を合成する実験的なボックス型ディスプレイプロトタイプを発表

Adobe Researchチームは、SIGGRAPH 2019で、ボックス内の実際のオブジェクトの前にデジタルコンテンツを表示する初期段階のプロトタイプである「Project Glasswing」を発表しました。

論文:A Transparent Display with Per-Pixel Color and Opacity Control

TJ Rhodes, Gavin Miller, Qi Sun, Daichi Ito, Li-Yi Wei
Adobe Research

Project Glasswingは、スマートフォンや特殊なメガネなどの追加デバイスを必要とせずに、ボックスに入れられた実際のオブジェクトの前にデジタルコンテンツを重ね合わせるディスプレイシステムを提案しています。

ボックス型ディスプレイに入れた実物体に対して、前景グラフィックスを合成するアプローチです。Project Glasswingは、静止画像だけでなく、動的アニメーションも表示します。表示だけでなく、タッチ型スクリーンを導入しユーザがインタラクティブに操作もできます。また、これら前景に表示したグラフィックスの透明度を0~100で調整することができ、透明にしたり不透明にしたりをピクセルベースで切り替え可能です。

本ディスプレイシステムは、LCDデスクトップモニター、切り替え可能なディフューザー、バックライトシステム、コントローラーで構成されています。箱は約55cm × 30cm × 35cm(幅、高さ、奥行き)で、ディスプレイの表面は65度に傾斜しています。

潜在的な使用例としては、インタラクティブなデジタルサイネージ、展示会での紹介、店内での製品説明などがあります。

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