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Disney Researchなど、リアルな眼の動きを再現するために眼球運動の構造を理解しモデル化する手法を発表

Disney ResearchとETH Zurichによる研究チームは、リアルな眼の動きを忠実に再現するためのアプローチを発表しました。

論文:Practical Person-Specific Eye Rigging

著者:Pascal Bérard, Derek Bradley, Markus Gross, Thabo Beeler 
所属:Disney Research, ETH Zurich

 credit: Disney Research|Studios

本論文は、眼のアニメーション作成において、高精度で眼の姿勢を再構成できる手法を提案します。眼はリアルなデジタルキャラクタを作る上で重要な顔のパーツの1つです。従来アイリグを作成するときは、眼球を球体と考え視線の方向が眼の光軸と同一と理解し回転させていました。

しかしながら、本来の眼の形状は球体ではなく、また視線方向も後部の中心窩から発する瞳孔の中心を通る光線によって形成される視軸に対応します。これは非常に重要なディテールであり、不気味な視線を引き起こす十分な理由になります。したがって本手法は視線方向の考え方をより正確なものに対応します。加えて、眼球の回転を制御するのは6つの筋肉を使用しているため、こちらも考慮し眼の回転を適切に計算することで回転中のねじれをモデル化します。

 Credit: Disney Research|Studios

これにより、より自然な眼球の姿勢を再構成します。またアイリグは、リグ設定を定義する複数のパラメータで構成され、そのパラメータの推定に必要なイメージキャプチャシステムも紹介します。このキャプチャシステムを用いることで、眼球の形状、回転の中心、眼球間の距離、視覚軸、およびその他のリグパラメータを正確に推定して、アニメーションに対応したアイリグを作成します。

 credit: Disney Research|Studios