VR酔いを軽減するデバイス「OtoTech」登場。耳の後ろに小さな振動を一定して与えるアプローチ

Otolith Labsは、VR体験から誘発される酔いを軽減するプロトタイプデバイス「OtoTech」を発表しました。

本デバイスは、ヘッドバンドを介してユーザの耳の後ろにセットされる骨伝導トランスデューサです。振動を使用して、前庭系に一貫した「非情報刺激(Noninformative stimuli)」を放出することによって作用します。 これは、症状を治療するのではなく、根本原因を予防するアプローチです。

症状が誘発する前段階から、小さな振動を一定して与え、身体が動いているという脳の計算を変化させます。OtoTechから発する振動は、前庭蝸牛神経と呼ばれる内耳センサシステムを介して、身体運動に関するデータを脳へ運ぶ4本の繊維のうち2本を標的とすることで、脳との接続部分を上書きし、酔いが誘発される情報に影響を与えます。

これにより、薬物の副作用もなく、酔い対策コンテンツを作成することなく、非侵襲的にVR酔いを緩和することを可能にします。

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テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア。山下が個人運営と執筆を行う(連載除く)。ITmedia NEWSさんでも執筆中。Seamlessをサポートできるプログラムも実施中。

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