MITとAdobe、グラフィカルオブジェクトを手などでリアルタイム操作できるARプレゼンテーション作成ツールを発表

MIT Media LabとAdobe Researchによる研究チームは、グラフィカルオブジェクトを手などでリアルタイム操作できるARプレゼンテーション作成ツールを発表しました。

論文:Interactive Body-Driven Graphics for Augmented VideoPerformance

著者:Nazmus Saquib, Rubaiat Habib Kazi, Li-Yi Wei, Wilmot Li
所属:MIT Media Lab, Adobe Research

本論文は、グラフィカルオブジェクトを手のジェスチャや姿勢でリアルタイムに操作できるARプレゼンテーション・オーサリングツールを提案します。

提案ツールでは、ユーザが画像やGIF、スケッチやアニメーションテクスチャなどのグラフィックオブジェクトを作成し追加できます。また、これらグラフィックオブジェクトと手のジェスチャおよび姿勢とを関連付けることが可能で、グラフィックオブジェクトと身体骨格をノードとして扱い、線で繋げて関連を定義します。専門家でなくても直感的に操作できるビジュアルインタフェースで構築されます。

完成したコンテンツはライブでの披露が可能で、パフォーマのパントマイムによりグラフィックオブジェクトを手にとって移動させたり、ジェスチャでシーン内の他の要素を駆動させたりとインタラクションを行いながら表現できます。これらインタラクションを活用した講義ビデオや説明動画、リアルと融合したアニメーションビデオなどの生成が考えられます。

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