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東北大、素早く動く対象面上にぴったり張り付いた映像を投影するフルカラープロジェクタを発表。指先コントロールも可能

東北大学の研究者らは、素早く動く対象面上にぴったり張り付いた映像を投影するフルカラープロジェクタを発表しました。

論文: A Full-Color Single-Chip-DLP Projector with an Embedded 2400-fps Homography Warping Engine
著者: Shingo Kagami, Koichi Hashimoto
鏡 慎吾, 橋本 浩一

本稿は、24ビットフルカラー(RGB 各色8ビット)映像の投影を、平面対象の素早い運動に毎秒2400サイクル以上で追従させることが可能なシングルチップDLP(Digital Light Procesing)フルカラープロジェクタを提案します。

DLPプロジェクタとは、DMD (Digital Micromirror Device)と呼ばれる微小ミラーからなる空間光学変調素子を用いて映像を生成する機器で、その中でも、本アプローチは、シングルチップDLP方式に基づいています。

そして、本著者らが過去に提案した高速ホモグラフィ変換プロジェクタ(入力映像に対してそのフレームレートとは独立の高いレートでホモグラフィ変換を適用したものを出力する)と同じ映像提示法を用いており、今回、加えてカラー対応とHDMI入力への対応を適応しました。

(プロジェクタの外観とシステム構成)

このことにより、入力映像のフレームレートや映像生成遅延の影響を受けることなく、三次元空間内を素早く動く平面対象へカラー映像を追従投影することを可能にします。

また、インタラクティブに映像を動かす応用として、Leap Motionを用いた方法が紹介されます。 4本の指先位置をプロジェクタ画像座標上にマッピングし、入力画像の4隅の点がその座標に一致するようなホモグラフィ変換を適用、指先コントロールによる追従投影を実証しました。