Google、量子コンピュータにおけるNISQ向けオープンソースPythonフレームワーク「Cirq」パブリックアルファを発表

Google AI Quantumチームは、量子コンピュータにおけるNISQ向けオープンソースフレームワーク「Cirq」パブリックアルファを発表しました。

GitHub – quantumlib/Cirq: A python framework for creating, editing, and invoking Noisy Intermediate Scale Quantum (NISQ) circuits.

従来のコンピュータは、「0」か「1」を用いて計算しますが、量子コンピュータは、量子ビット(qubit)と呼ぶ「0」と「1」を重ね合わせた状態を用いて計算を行うため、従来のコンピュータよりもエラーは多いが高速に計算することができます。

そんな量子コンピュータのプログラミングを容易にできるようにする試みるのが「Cirq」です。

Cirqは、量子コンピュータにおける量子計算NISQ(Noisy Intermediate Scale Quantum)を作成、編集、実行するためのPythonフレームワークで、ユーザは、量子プロセッサ用のアルゴリズムを書くことができます。

今のところ、Cirqを使ってシミュレータ上で動作する量子アルゴリズムを作成することができ、将来的には、幅広い実機で動作するソフトウェアを目標としています。

また、量子化学計算用のOpenFermionと連携した、分子や材料の性質など化学的なアプローチをシミュレーションするアルゴリズムを作成するためのCirqベースのアプリケーション「OpenFermion-Cirq」もリリースしました。

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