東工大、ゴルフスイングのリアルタイム視聴覚フィードバック練習装置を発表。プロの影を模倣できる映像とクラブ位置と向きを修正できる警告音システム

東京工業大学 小池研究室による研究チームは、ゴルフスイングを練習するためのリアルタイム視聴覚フィードバックシステムを発表しました。

論文:Golf Training System Using Sonification and Virtual Shadow

Atsuki Ikeda(Tokyo Institute of Technology Tokyo, Japan)
Yuka Tanaka(Tokyo Institute of Technology Tokyo, Japan)
Dong-Hyun Hwang(Tokyo Institute of Technology Tokyo, Japan)
Homare Kon(Tokyo Institute of Technology Tokyo, Japan)
Hideki Koike(Tokyo Institute of Technology Tokyo, Japan)

本論文は、光学モーショントラッキングシステムを用いてゴルフスイングを捉え、リアルタイムに視聴覚フィードバックを提示するゴルフトレーニングシステムを提案します。ゴルフを上達するにはプロのスイングを模倣することが1つの方法です。本提案では模倣アプローチとして、トラッキングシステムで捉えたゴルフスイングをユーザ前の地上に投影することで視覚フィードバックを提示します。同時にプロのスイングも影として提示することで、自分の動きとプロの動きとを比較しながら模倣できます。とりわけ目の前の地上に投影していることから、スイング中に頭部ごと動かして視線を移動させることなく視覚できます。

さらに、ユーザがバックスイング(クラブを振り上げる動作)時にクラブの位置と向きを視覚的に認識できないため模倣が困難な課題をクリアするため、クラブの姿勢を修正するための音フィードバックも提示します。音フィードバックは、ゴルフクラブのrollおよびyawに基づいて提供されます。rollに差があればホワイトノイズが提示され、yawに差があるとブーンという音が提示されます。これによりユーザは、スイングバック時のクラブ位置と向きのブレに気がつき修正することがリアルタイムに可能です。

これらのことにより、ユーザは視線方向を変えることなく、プロの影を模倣できる映像とクラブ位置と向きを修正できる音の2種類のリアルタイムフィードバックを使用しながら効率的にトレーニングできます。

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