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大阪大学、布地の表面に動きを操作した画像を投影することで他の質感をリアルタイムに提示するARおよびプロジェクションマッピングを発表

大阪大学の研究者らは、布地の表面に動きを操作した画像を投影することで他の質感をリアルタイムに提示するARおよびプロジェクションマッピングを発表しました。

論文:FleXeen: Visually Manipulating Perceived Fabric Bending Stiffness in Spatial Augmented Reality
著者:Parinya Punpongsanon, Daisuke Iwai, Kosuke Sato

本論文は、布地の剛性(曲げやねじりの力に対する変形のしづらさの度合い)を視覚的に操作できるARおよびプロジェクションマッピングによる手法を提案します。ユーザが物理的な織物を直接観察する中で、物理的な織物をベースとして他の素材の剛性特性を重ね合わせるように提示するアプローチを採用します。

本提案手法は、近赤外(NIR)カメラを使用して布を捉え、キャプチャされたシーケンスのオプティカルフローを計算し、各フレームの変位マップを取得し、それを元にオリジナルの画像を変形させ、投影画像を生成します。

また、本提案手法は、物理的シミュレーションを用いるのではなく、画像処理技術に基づいているため、標準的なパーソナルコンピュータでリアルタイムに計算し、インタラクティブに操作することを可能にします。

本論文内で提示する布の剛性を制御できるアプリケーションでは、90.3%の平均精度で、様々な材料(綿、ポリエステル、混紡、リネン)の剛性を操作できることを実証しました。これにより、例えば、洋服店では、お客様に1着の服から多様なバリエーション(別の剛性を備えた衣料品)をその場で提示する仮想フィッテイングなどの使用を可能にします。