スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)の研究者らは、体の動きだけを使ってドローンを操縦するボディ・マシン・インターフェース・システムを発表しました。
本システムは、胴体だけの動きを用いて、ドローンを制御するインターフェースで、コントローラを使用するよりも、実際に飛んでいるという感覚が得られるアプローチです。
研究では、まず被験者の上半身に19個の赤外線マーカを配置し、被験者を囲むように設置した複数台のカメラから体の動きを検知することで、どの動きが最も直観的で自然なのかを判断するためのデータを複数人から収集しました。
データ解析により、非常に簡単で直観的なアプローチを開発します。これらのことで、ドローンを自然な動きでコントロールすることができ、探索や救助などのより重要な問題に集中できるとしています。
また、次のステップとして、外部カメラなどの検出器を排除し、ユーザに着用するだけのアプローチを研究します。外部の検出器を使用せずに、体の動きをドローン制御コマンドに変換する軽量なジャケット「Fly Jacket」です。前方に傾いたり後方に傾けたり、上体を旋回させたりするなど、身体の動きによって鳥のようにドローンを制御することができます。