UNC、1枚の画像から着用する衣服(シワや折り目など細部含む)を再構築する手法を発表。仮想試着システムやキャラクタアニメーション等に応用

米国ノースカロライナ大学チャペルヒル校(UNC)の研究者らは、1枚の画像から衣服のモデルを再構築する手法を発表しました。

論文:Detailed Garment Recovery from a Single-View Image
著者:Shan Yang, Tanya Amert, Zherong Pan, Ke Wang, Licheng Yu, Tamara Berg, Ming C. Lin

(左:元画像、右:本提案手法の出力結果)

本稿は、単一視点の画像から、人体の3Dモデルと着用する衣服を計算し再構築する衣服復元アルゴリズムを提案します。衣服の全体的な形状だけでなく、シワなどの細部も復元します。

本提案手法は、人体データセットと衣服テンプレートデータベース(スカート、パンツ、ドレス、ベストなどの様々な衣服タイプを含む)から衣服モデルを推定します。

衣服モデル推定は、人体の再構築に加え、衣服の解析、ウエストやスカートなどの寸法情報を抽出、それらを用いてパラメータ記述の2Dベースの型紙、素材、細かいシワや折り目などを復元します。

復元した衣服は、ユーザが購入前に確認できる仮想試着システム、キャラクタアニメーションへの適応など、異なる形状、サイズ、姿勢を有する他の人体に再ターゲティングすることを可能にします。

 

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