スタンフォード大学、バンドエイドのように皮膚に貼って生体信号を検出し無線送信する伸縮センサー「BodyNet」を発表。汗のモニタリングにも活用

スタンフォード大学による研究チームは、皮膚に貼って生体信号を検出しワイヤレスで送信する伸縮性のあるステッカー型センサー「BodyNet」を発表しました。

論文:A wireless body area sensor network based on stretchable passive tags

Simiao Niu, Naoji Matsuhisa, Levent Beker, Jinxing Li, Sihong Wang, Jiechen Wang, Yuanwen Jiang, Xuzhou Yan, Youngjun Yun, William Burnett, Ada S. Y. Poon, Jeffery B.-H. Tok, Xiaodong Chen & Zhenan Bao

本研究は、皮膚から生体信号を検出できるステッカータイプのセンサーを提案します。センサーはバンドエイドのように皮膚にくっつけることができ、皮膚からの生体信号を検出します。検出した情報は、衣服にクリップで止めた受信機に無線で送られます。

生体信号を検出する他のウェアラブル機器(スマートウォッチなど)のように、加速度計などの電子技術アプローチをするのとは異なり、センサー自体がどのように引き伸ばされ、縮むかを測定し検出します。

実証するために、被験者の手首と腹部にセンサーを貼り付けて、心拍や呼吸ごとに皮膚がどのように伸縮するかを検出することで、人の脈拍と呼吸を監視しました。同様に、人間の肘と膝にセンサーを貼り、筋肉が曲がるたびに皮膚の微細な締め付けまたは弛緩を測定することにより、腕と脚の動きを追跡しました。

また、本システムの実用的な活用として、汗を直接検出しモニタリングする研究も進めています。

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