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シュトゥットガルト大学ら、HoloLensによる文字表示の効率的な読書法を検証した研究発表。歩行時は、中央or下部表示、文節毎に切り替わる方式が高理解度

ドイツのシュトゥットガルト大学、大阪府立大学の研究者らは、光学シースルーHMD(ここではMicrosoft HoloLens)を用いて、テキスト表示による効率的な読書の研究「Reading on Smart Glasses」を発表しました。

論文:Reading on Smart Glasses: The Effect of Text Position, Presentation Type and Walking
著者:Rufat Rzayev, Paweł W. Wo´zniak, Tilman Dingler, Niels Henze

本稿では、HoloLensを用いて現実空間に重ねるようにテキストを表示し、世界観を邪魔することなく効率的に読めるアプローチを検証します。

検証では、歩行と着席、3つのテキスト位置、2つの提示タイプを比較します。3つのテキスト位置では、右上、中央、下中央。2つの提示タイプでは、Rapid Serial Visual Presentation(RSVP)とline-by-line scrollingを比較。


(上画像がRSVPで、下画像がline-by-line scrolling)

RSVPとは、単語ベースで次々に切り替わる方式で、line-by-line scrollingとは、文節ごとに切り切り替わる方式です。

24人の被験者を対象とした調査を通して、理解力、読書速度、歩行速度、および作業負荷にどのように影響するかを評価しました。

結果、右上に表示されるテキストは、テキストの理解度と作業負荷を低下させ、RSVPは座っている間に高い理解度をもたらし、line-by-line scrollingは歩きながら高い理解度をもたらす、などの成果が得られました。