Disney Researchら、複雑な顎運動をより現実的にシミュレートする手法を発表

Disney Researchとチューリッヒ工科大学の研究者らは、複雑な顎運動をよりリアルに再現するための手法を発表しました。

論文:An Empirical Rig for Jaw Animation
著者:GASPARD ZOSS, DEREK BRADLEY, PASCAL BÉRARD, THABO BEELER

人間の下顎の骨は、顎関節(がくかんせつ/TMJ)を介して両サイドで頭蓋骨と連結しています。口を開閉すると、そのTMJが働き、連結部分の下顎頭が頭蓋骨を前後に滑るように動作し機能させます。

b)小さく口を開けた場合は、回転だけで済むが、c) さらに大きな口を開くと下顎頭が摺動する。

つまり、肘関節などのように、固定された回転軸として連結されているわけではなく、回転運動に加えて下顎の骨がズレるように運動する仕組みになっているのです。

本論文では、そんな複雑な顎運動の多様な構造をモデル化し、より現実的な顎関節運動を再構築する手法を提案します。顎の動きを再現するため、被験者の上下の歯にマーカタグを取り付け、4つの異なる視点から顎運動をトラッキングします。

モデル化したリグは、顔のアニメーションに適応し、さらに、キャラクタのリグを別のキャラクタに適応させるリターゲットも実証しました。デモ映像では、人間の顎の動きを恐竜に適応し駆動させている様子を確認することができます。

 

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