SIGGRAPHのアフターパーティで、GoogleのソフトウェアエンジニアMach Kobayashi氏は、ピクサーが独自開発・実際に使用しているレンダリング用ソフトウェア「RenderMan」をVRフォーマットにグラフィックスを描画する方法を披露しました。
RenderManは、「カールじいさんの空飛ぶ家」「トイ・ストーリー」などで使われた、とりわけ3Dアニメーションと視覚効果のレンダリングにおいて能力を発揮するソフトウェアです。そして、そのピクサークオリティを360度全方位レンダリングしたのが今回披露された内容です。
この技術は、レイトレーシングという仕組みを利用しており、他のレンダリング方法と比べ臨場感の高いレベルを可能にしています。ちなみに、製作者のMach Kobayashi氏は、もともと2001–2013年の12年間「Pixar Animation Studios」でエフェクトアニメーターとして働いていました。
(Mach Kobayashi氏)
コード、画像、レイトレーシングの仕組みなどGoogleドライブで公開されていてダウンロード可能です。ピクサーのレンダリングソフト「RenderMan」も、非商用利用であれば無料でダウンロードすることができ、1ライセンス495ドルで商用版も使えます。
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Google developer gets VR to work with Renderman – Virtual Reality & Oculus News and Events