脳手術中にOculus Rift、意識ある患者にVR体験させて刺激の効果を確認

カナダ・オタワ大学の脳と精神研究所の研究者たちは、患者が脳手術を受けてる間、バーチャル内のボールの色をコントロールさせるために、VR技術を使用しています。

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患者ジルクルーティエ氏は、深部脳刺激療法(Deep Brain Stimulation:DBS)手術を受けてる間、Oculus Rift DK2を装着しボールの色を変更したりして管理します。深部脳刺激療法とは、脳の一部が機能不全を起こしている患者の脳に適切な電気または磁気刺激を与えることで、症状の改善を図る治療法です。パーキンソン病などに用いられます。

手術に伴う合併症が少なく、体外からの遠隔操作により刺激の設定を変更することが可能で効率的な設定ができるのも利点です。患者は、手術中も意識があり、本来患者と話しながら刺激の効果を確認しつつ手術をすすめます。ここでVRの登場です。より精密に確認し合う為にVRとボールの色変化を用いて医者と連携するわけです。

リンク

Can Brain Signals Be Controlled with Virtual Reality – VRFocus

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