ブリティッシュ・コロンビア大学とパン・アメリカン大学による研究チームは、VR上に描いた3Dペイントをサーフェスに変換する3Dモデリングインタフェース「SurfaceBrush」を発表しました。
論文:SurfaceBrush: From Virtual Reality Drawings to Manifold Surfaces
著者:Enrique Rosales, Jafet Rodriguez,Alla Sheffer
所属:University of British Columbia, Universidad Panamericana
本論文は、VR空間に描いた3D絵を多様な表面に変換するフレームワークを提案します。提案手法は、描画されたストロークのポリラインに沿ってエッジ間の接続性を決定し、入力ブラシストロークから目的のサーフェスを再構築します。入力にはリボン幅のストロークで描いた絵を使用します。入力から隣接するストロークポリラインの接続、および方向の異なるストロークグループの接続を決定し三角形メッシュを生成、最終的なサーフェスを出力します。このプロセスは、上図の馬(298ストローク、20K頂点)であれば1分以内に再構築します。
本フレームワークは、既存の3Dペイントツールと連携して動作するため、ユーザは使い慣れているツールを使用して描いた3D絵を容易にサーフェスとして変換することを可能にします。
本研究は、自由形式の3Dモデルを作成することを可能にするVR描画ベースのモデリングフレームワークを提案しました。