九州大学、動的に変形する葉に対して、追跡し投影するプロジェクションマッピング技術を発表

九州大学の研究チームは、動的に変形する葉へアニメーションを投影する半自動システムを発表しました。

論文:Automatic Generation of Interactive Projection Mapping for Leaves

著者:Tomoki Sueyoshi, Yuki Morimoto 
所属:Kyushu University

本論文は、動的に変形する葉に対して、追跡し投影するプロジェクションマッピング技術を提案します。本提案システムは、赤外線(IR)カメラ、IRライト、プロジェクタから構成されます。

前処理として、平面に4つのコーナーを示す画像を取得し、これら4つのコーナーをホモグラフィ変換のために使用します。前処理後は、IRカメラで取得した葉の画像を入力に、ホモグラフィ変換します。そして、トラッキング可能な投影領域を決定しマッピングを行うことで実現します。

(a)入力画像、(b)ホモグラフィ変換後の画像、(c)検出した投影領域、(d)エフェクトをマッピングした出力結果。

トラッキング方法としては、投影領域の輪郭上に抽出した点を用いて三角形メッシュを生成し、メッシュへテクスチャマッピングします。その後は、前フレームと現フレーム間の対応するポイントを計算します。これらのことで、動的に変形する葉に対して、追跡しながらアニメーションエフェクトをマッピングすることができます。

関連リンク:https://adaa.jp/ja/winners/winners2018.html

 

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