東北大学など、仮想内のアニメーションと同期してダイナミックに回転・前後移動をする自走型ディスプレイを発表

東北大学 電気通信研究所とカルガリー大学の研究者らは、自走型ディスプレイを用いてコンテンツの表現とインタラクションを物理的に拡張する方法を発表しました。

論文:Living Wall Display: Physical Augmentation Of Interactive Content Using An Autonomous Mobile Display
著者:Yuki Onishi, Yoshiki Kudo, Kazuki Takashima, Anthony Tang, Yoshifumi Kitamura

本論文は、映像コンテンツの拡張として、コンテンツ中のアニメーションと同期してダイナミックに回転・前後移動をするロボティックディスプレイを提案します。

本提案手法は、自走式ディスプレイを用いてディスプレイの回転・前後移動をゲーム内のアニメーションと同期させることで臨場感を拡張します。例えば、ゾンビを倒すシューティングゲームの場合、着弾の衝撃をより強く表現するために、ディスプレイそのものを後方へ移動させたり、腕への着弾の衝撃をディスプレイを傾けることで効果的に表現します。

応用例として、コンテンツ中の衝撃やインパクトを疑似的に体験可能な3つのシナリオ(一人称シューティングゲーム,ドライブシュミレーション,投球練習シュミレーション)を試作しました。

 

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