英国のインペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London、ICL)は、CT画像を患者の足などに重ねてAR表示しながら外科手術をするアプローチを発表しました。
本アプローチは、損傷した手足などの再建手術で使用することを想定しています。CTでスキャンした画像を患者の足に重ね合わせることで、外科医はMicrosoft HoloLensを通して、骨や主要な血管の位置を正確かつ迅速に把握することができます。
この手術の重要なプロセスに、血管を創傷部位の血管に接続するステップがあり、これまではハンドヘルド超音波スキャナを使用し血管の位置を突き止めていました。しかし、本アプローチを利用すると、その行為が効率的に行うことができるとしています。
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