米国パデュー大学の研究者らは、遠隔にある複数のスマートフォンやタブレットなどのモバイル機器に、標準的な無線ネットワークを介してリアルタイムに高品質の3Dビデオコンテンツを配信できるシステム「Holostream」を発表しました。
本システムは、データ品質を実質的に損なうことなく3Dビデオのデータサイズを削減し、既存の無線ネットワークによって提供される帯域幅内で伝送することを可能にします。最大毎秒30フレームでライブストリーミングができます。
伝送には、キャプチャしたビデオを圧縮してから伝送し解凍することで出力へ導きますが、本提案手法では、最初に3Dビデオを2D形式に変換することで可能にしたと述べます。3Dカメラも独自で開発しています。
これらのことで、テレビ会議や仮想現実といったテレプレゼンスで使用するリアルタイム3Dデータ配信をベースとしたアプリケーションで活用できるとしています。
関連
Microsoft Research、ホロポーテーションを移動車から使えるようにした「Mobile Holoportation」を公開 | Seamless