Microsoftは本日、オープンソースの機械学習ライブラリ「Microsoft Cognitive Toolkit (CNTK)」のバージョン2.0をGitHubにて公開しました。
バージョン2.0では、PythonやKerasをサポートしたりなど使いやすさに重点を置いたアップデートとなります。
2016年から公開された1.0では、オープンソースではあったものの内部ツールという意識が強く、もともと音声認識システム用にこのツールキットを構築していたため、一般的ではありませんでした。
しかし、今回のアップデートにより、ニューラルネットに対する性能が向上しただけでなく、人気のあるディープラーニングライブラリKerasに対応したなど、長期的にシステムを拡張しやすくするための基礎が築かれました。
また、モデル評価用のJava言語バインディングと、スマートフォンを含む低消費電力デバイスで訓練されたモデルを実行できる新しいツールも多数含まれています。
GitHubページはこちら。
プロジェクトページはこちら。
関連
Google、人工知能ソフトウェアライブラリ「TensorFlow(テンソルフロー)」のバージョン1.0を正式にリリース。言語翻訳でも活用 | Seamless