Googleは、I/Oデベロッパーカンファレンスにて、自社ARプラットフォームであるTangoに「VPS(Virtual Positioning System)」という技術を導入すること、そして、その技術によって屋内の詳細な位置情報を提供するサービスを開発していることを発表しました。
Our new #Tango-enabled Visual Positioning Service helps mobile devices quickly and accurately understand their location indoors. #io17 pic.twitter.com/1pYlCGM8eg
— Google (@Google) 2017年5月17日
カンファレンスの講演に登壇したClay Bavor氏は、このことを「GPSのようなもの」、つまり屋内のGPSとイメージして欲しい発言をしました。Google Mapsチームとも連携し開発を進めています。
とはいえ、衛星を使用しているわけではなく、VPS、Tangoデバイスが観測した視覚的特徴に基づいて位置を三角測量する技術を用いて屋内の詳細な情報を取得します。以前に観測されたものと新しい特徴点を比較することによって調整し、より正確な位置を把握します。
講演では、屋内ナビゲートを説明するにあたって、買い物客が特定の商品を見つけようとしている大規模なDIY店の例に挙げました。スマートフォンが欲しいドライバーの棚の位置まで表示し導いてくれるといった筋書きです。
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