米カリフォルニア州に拠点を置くコンピュータビジョンチーム「Eonite」は、外部カメラやセンサーを必要とせずに任意のPC向けVRヘッドセットに位置追跡(Inside-Out)をもたらすソフトウェア「Eonite Vantage Head Tracker™」の正式リリースを発表しました。
Eonite Vantage Head Trackerは、タブレットクラスのGPU上で動作しながらサブミリメートルの精度、レイテンシ15ミリ秒、低消費電力で6DOFを実現します。また、静的および動的の両方のリアルタイム3Dスキャン障害検出機能(3D SLAM)を搭載し、複数のルームマッピングをサポートします。
VR/ARのみならず、自律型ロボットやドローンへの活用も考えらています。現在は、PCベースのVRヘッドセットへの対応ですが、将来的にはモバイルVRへのサポートも実施するとのことです。Eonite Reality Insight™ソフトウェア開発キット(SDK)およびUnityプラグインも同梱されます。
同社は、2015年に創立したばかりのスタートアップですが、すでに525万ドルを資金調達しています。