中国ベースの「传送科技(TPCAST)」は、中国深センで開催の「Alibaba’s 11.11 Global Shopping Festival」にて、独自開発する無線転送技術によって提供するHTC Viveのワイヤレスアップグレードキットを発表しました。
既存のViveシステムに取り付けることで実現するワイヤレスシステムで、このことでVRヘッドセットからのケーブルがなくなり、PC向けハイエンドVRヘッドセットが無線で利用できるようになります。
HTCが開発したわけではないですが、ViveのVRチームを支援するアクセラレータープログラム「Vive X」の33社のうちの1つである中国ベースの「TPCAST」が無線技術を開発しました。
太平洋時間11月11日午前7時よりViveの中国公式サイトにて予約注文が開始されます。価格は、1,499人民元(2.3万円)。2017年第1四半期に発送予定としています。
また、TPCASTの公式ページを確認すると、自社の無線技術はデータ伝送速度87.3Mbps、遅延は15ms、連続運動720時間と記載されています。今回のアップグレードキットとの関連は不明です。