Wi-Fi Alliance、高速で大容量データ無線伝送を可能にする「WiGig」の製品認定プログラム実施を発表。Rift/ViveなどのハイエンドVRシステムのワイヤレス化促進へ期待

現地時間2016年10月24日、米テキサス州オースティンに本拠を置く業界団体主導の非営利団体「Wi-Fi Alliance」は、60GHz帯の無線LAN国際規格「WiGig (Wireless Gigabit、ワイギグ、IEEE 802.11ad)」製品への認定プログラムの実施を発表しました。

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これにより、WiGigの世界的普及が促進されることが期待されます。

Wi-Fi Allianceは、もともとWi-Fi普及にも貢献している非営利団体で、無線LAN製品の相互接続を保証した認定プログラムを実施し、試験をパスした製品にはWifiブランドを与え、ユーザーに保証を付与すると共にWifiの普及を促進しました。

その流れから、Intel、マイクロソフト、LG電子、NEC、パナソニック、デル、NVIDIA、AMDなどが参加しているWiGig Allianceと統合し、WiGig製品の認定プログラムを実施、WiGigの国際的普及を目指します。

WiGigは、一般的に普及しているWi-Fiが使用する周波数帯2.4/5GHz帯ではなく、60GHz帯を使用し最大7Gbpsの高速無線伝送、大容量のデータ通信かつ低遅延で高セキュリティを実現する規格です。

障害物を挟むと弱いデメリットはあるものの、最大10mの範囲で大容量データ伝送を可能にすることから、Oculus RiftやHTC ViveなどのPC向けハイエンドVRヘッドセットシステムにおけるワイヤレス化促進に繋がるのではと考えられています。

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