現地時間2016年10月19-26日、ドイツ・デュッセルドルフで開催するプラスチック・ゴムのための世界見本市「K 2016」にて、フラウンホーファー研究機構はVRヘッドセットに利用できる新たなタイプの光学レンズを発表することを明らかにしました。
本光学レンズは、透明なプラスチック製の射出成形レンズで、プラスチックレンズの欠点である反射を低減した加工が行われているナノ構造の反射防止(AR)コーティング光学レンズです。迷光や反射が低減され、安価で任意の形状で製造することを可能にします。
カメラや車のヘッドライトの性能を向上させるだけでなく、VR技術においても良いニュースです。
上記画像の右半分はナノ構造の反射防止コーティングがされており反射していないのが確認できるのに対して、左はされていない状態で反射しているのが見て取れます。