アイトラッキング技術を開発する中国ベースの「7invensun」は、GTC CHINA 2016にてVRアイトラッキングモジュールを発表しました。同社CEO:Thomas Huang氏が登壇。
モジュールは、取り外し可能で持ち運び及び交換が容易にできると述べます。追跡範囲は、垂直方向に30度、水平方向に50度。最大トラッキング速度は380Hz(SMIがCES 2016で披露したのは最大250Hzです。)、レイテンシは5ms未満。レンズの度数も200、400、800度(中国での表示方法)を用意。
現在、コラボレーションしている企業はNVIDIA、Qualcomm、HTCと言います。主に、Foveated Rendering(中心窩レンダリング)によるパフォーマンスの向上が目的です。中心窩レンダリングとは、ユーザーの視線を追跡し中心部だけを高解像度にし、周囲を低解像度に描画する視線ベースのレンダリング技術のことで、以前、NVIDIAも中心窩レンダリングをさらにテコ入れした技術を披露しました。(過去記事参照)
今回のVRアイトラッキングモジュールが正式に市場に出回るのは、10月10日からとのことです。