米国ベースの半導体メーカー「Triad Semiconductor」は、ValveのSteamVRトラッキングシステム「Lighthouse」を構築できる小型センサー「TS3633」を発表しました。
TS3633を使用することにより、サードパーティはVRヘッドセットやその他周辺機器などの物理的オブジェクトをLighthouseの位置追跡対象物として指定することができます。
TS3633は、SteamVRトラッキングアプリケーションの位置追跡に使用する赤外線光パルスをデジタルパルスに変換します。HTC Viveに付属する「Base station(ベースステーション)」から放たれる赤外線レーザーをTS3633が捉えデータとして母体のPCヘ送信、結果として位置を検出します。
ただし、現段階でTS3633を購入してもSteamVRセンサー搭載の周辺機器を開発するのは複雑で難しいとし、同社ではより簡単に作れるモジュール化した「TS3633-CM1」を開発していると言います。
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「Lighthouse」をライセンス料なしで提供
先月、Valveは「Lighthouse」をライセンス料なし(ロイヤリティフリー)で提供することを発表しました。現段階では、認可されても現地で実施されるトレーニングプログラムに参加しなければなりませんが、将来的には対面研修は必要としないかもしれないとも述べています。詳しくは、過去の記事をご参照ください。
参考:Chip Enables SteamVR Lighthouse Tracking for VR Headsets and Peripherals